日傘には寿命がある?長持ちさせる秘訣と買い替えタイミングを解説!

日差しから肌を守る日傘は、近年ますます欠かせないアイテムになっています。せっかく日傘を差すのであればしっかりと効果を感じたいところですが、どうやら日傘には寿命がありそうです。では、実際のところはどうなのでしょうか。
この記事では、日傘の寿命や長持ちさせるお手入れのコツ、買い替えのタイミングについて解説していきますので、お手持ちの日傘と照らし合わせて確認してくださいね。





日傘の効果には寿命がある

黄色の日傘を差している様子 日傘の主な役割は、強い日差しとそれに含まれる有害な紫外線から肌を守ることです。紫外線は英語の「ultraviolet(ウルトラバイオレット)」を略してUVといわれますが、日傘には「UVカット加工」と「UVカット素材」のものがあります。それぞれの特性と効果について理解し使用することで、効果的に肌を守ることができます。

槙田商店では、日傘、晴雨兼用傘日傘など、タイプ別にさまざまな種類の傘をご用意しております。一覧もありますので、ぜひご活用ください。

日傘(純パラソル)一覧はこちら
晴雨兼用日傘一覧はこちら

ピンク色と青色の日傘

UVカット加工の日傘

UVカット加工の日傘は、生地にUVカット溶剤のコーティングを施したものです。近年、販売されている多くの日傘に採用されていますが、使用を重ねていくことでコーティングが徐々に落ちていき、効果は薄れていきます。そのため、一般的に、UVカット加工の日傘の寿命は2〜3年程度といわれています。また、使用頻度や使い方で更に短くなる可能性があります。

UVカット素材の日傘

UVカット素材の日傘は、生地そのものが紫外線をカットする特性を持っています。UVカット加工の場合と比べると、効果が落ちる心配は少なく、長期間にわたってUVカット効果が維持できます。しかし、完全に劣化しないわけではなく、日々の使用による摩耗や、汚れの蓄積によって、徐々に効果は低下していくといわれています。そのため、定期的なケアを心がけましょう。

日傘 槙田商店では、傘の種類によって方法は異なりますが、UVカット加工を施しています。生地がしっかりしているため、多くの傘で、加工がない状態でも90%以上のUVカット率を誇ります(※moZaiQueは除く)。ですので、お好きなタイプの日傘をお楽しみください。もちろん、長くご愛用いただくためには、適切な扱いやケアが必要となりますので、日頃のお手入れをお願いします。

日傘(純パラソル)一覧はこちら
晴雨兼用日傘一覧はこちら


せっかくお気に入りの日傘を使うなら、効果的に使いたいですよね。「日傘はいつからいつまで使うのが効果的?紫外線の特徴とともに解説」では、気になる紫外線の種類や特徴、日傘の効果的な使用タイミングを中心にご紹介しております。ぜひ併せてご覧ください!



日傘の寿命を延ばすには

日傘の寿命を延ばすには、日々の適切な使用、その状況に合ったケアが欠かせません。しっかりとお手入れをすれば、日傘の寿命を延ばすことができますので、内容を確認してぜひ実践してください。

1.使用時の注意

日傘の寿命を延ばすには、日頃から丁寧に扱うことが大切です。まず、開閉する際には、骨組みになるべく負荷がかからないようにしましょう。無理に力を入れたり、強い勢いでの開閉は避け、特に風の強い日には日傘がひっくり返らないよう注意してください。傘生地の表面には、摩擦をかけないよう心掛けて使用しましょう。また、複数本お持ちの場合は、ローテーションしてお使いいただくことをおすすめしています。
メンズ日傘を差す様子

2.使用後のケア

日傘の寿命を延ばすためには、使用後のケアも重要です。日傘が濡れた場合には、できるだけ速やかに乾かしてください。湿った状態で放置すると、カビやシミの原因となり、生地の劣化を早めます。生地に汚れが付いたときは、柔らかい布で軽く拭き取りましょう。落ちにくい場合には、薄めた中性洗剤を使って拭き取ります。その際は生地を傷めないよう、こすらず軽くたたいて汚れを落としてください。洗剤は洗い流して、水気をやさしく拭き取り、よく乾かしてくださいね。


3.適所への保管

適切な保管方法もぜひ知っておいてください。まず、直射日光が当たる場所や、高温多湿の場所への保管は、骨組みや生地の劣化に繋がりますので絶対に避けましょう。風通しが良い、涼しい場所を選んで保管することが望まれます。また、長期間にわたってネームバンドをして閉じたままの状態にしておくと、生地にシワやヨレが生じ機能性を損なう可能性があります。時々傘を開いて形を整えると良いでしょう。



日傘の寿命と買い替えタイミング

折りたたみ日傘 これまで、日傘の寿命について解説してきましたが、UVカット効果の続く年数だけでなく、日傘の状態をよく観察することが重要です。ここからは、機能の不具合や本体の劣化など、観察するポイントについて解説していきます。適切なタイミングで買い替え、効果的な紫外線対策と快適な使用感を維持しましょう。

1.機能の不具合

日傘の買い替えを検討するうえで、機能の不具合はひとつのサインとなります。例えば、開閉がスムーズでなくなったら、骨組みが歪んでいる可能性があります。ロックができなくなる、もしくはすぐに外れてしまう場合には、パーツの不具合が考えられます。さらに、ワンプッシュオープン式(ジャンプ傘)では、バネの力が弱くなり、完全に開かなくなることも。このような場合には、安全のためにも買い替えを検討してみてください。 黄緑色の日傘を開く様子 槙田商店の製品傘であれば、修理が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

傘の修理についてはこちら


2.本体の劣化

日傘本体の劣化も大きなサインとなります。生地が薄くなる、破れて穴が開く、色あせが目立つ場合などは、UVカット効果も低下している可能性が高いです。効果の低下については、UVカットスプレーを使用する方法もあります。あくまで一時的な処置になりますので、傘の状態に応じて検討が必要です。
また、骨組みや持ち手に、変形や破損、錆びなどがある場合も、思わぬケガに繋がる可能がありますので、早めの買い替えを検討してください。

槙田商店の製品傘であれば、傘生地や骨組み交換などの修理を承ります。お気軽にご連絡ください。

傘の修理についてはこちら



こまめなケアで寿命を延ばし日傘スタイルを楽しもう

メンズ日傘を差している様子 いかがでしたでしょうか。日傘には寿命がありますが、適切なケアと使用方法を心がけることで、大幅に寿命を延ばせるため、ぜひ取り組んでみてください。
お気に入りの日傘を使うことで外出時の気分が上がり、日々の生活に潤いがでること間違いなしです。あなたらしい日傘スタイルを楽しんでくださいね。


槙田商店では、傘のタイプ別一覧をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

日傘(純パラソル)一覧はこちら
晴雨兼用日傘一覧はこちら

また、雨傘にUVカット加工を施した「晴雨兼用雨傘一覧」もございます。大きめの日傘が欲しい方や、雨にも日差しにもしっかり対応できる傘が欲しい方にもおすすめです。ぜひ併せてご覧ください。

執筆者

Honjo

長年に渡り、卸売業や製造業の営業を担当した経歴を持つ。多くの人々とも関わり、その経験から得た綿密なリサーチ力や柔軟な提案力を活かして、読者にわかりやすく伝わる記事を執筆している。