2024年 12月 10日 (2024年 12月 16日 更新)
2025年版長寿祝い早見表。年齢や色、由来までお伝えします!
長寿のお祝いは、日本の伝統文化に深く根付いた大切な風習です。還暦(60歳)から大還暦(120歳)まで、それぞれの年齢には独自の呼び名と由来があり、贈る色にも意味が込められています。
この記事では、2025年にどのお祝いがいつ生まれの人に該当するのか、由来などと共に、満年齢と数え年の両方で分かりやすく解説していきます。長寿祝いの選び方に迷った時や、ご自身の長寿祝いの参考に、ぜひこの早見表も併せてご活用ください。
祝う年齢:60歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和40年(1965年)
2025年数え年での生まれ年:昭和41年(1966年)
お祝いの色:赤
意味・由来:十干十二支とは、干支を構成する「十干」と「十二支」の二つの要素で、組み合わせが60通りあります。十干十二支が60年で一巡して生まれた年に戻ることに由来します。意外なことに、室町時代まで「還暦」という名称はなく、単に長寿を祝う習慣でした。当初は40歳や50歳を節目としており、60歳に定着したのは比較的新しいのです。
還暦やお祝いの仕方については、コラム「還暦祝いはいつ祝う?最適なタイミングやプレゼントをご紹介」で詳しく解説しております。還暦祝いのプレゼントにもおすすめの傘もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
祝う年齢:61歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和39年(1964年)
2025年数え年での生まれ年:昭和40年(1965年)
お祝いの色:紫
意味・由来:還暦を過ぎて新たな人生の一歩を踏み出すことを祝います。かつては数え年61歳の正月に還暦を祝う地域もあり、この習慣の名残ともいえます。
祝う年齢:66歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和34年(1959年)
2025年数え年での生まれ年:昭和35年(1960年)
お祝いの色:緑
意味・由来:緑寿は2002年に日本百貨店協会が提唱しました。定年が60歳から65歳(数えで66歳)に延長されるようになり、66歳を節目にしようと考えられたものです。数字の6が語呂合わせで「緑(ろく)」と読めるため、66歳を「緑緑寿(ろくろくじゅ)」とし、それを「緑寿」と略したことが名前の由来です。
祝う年齢:70歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和30年(1955年)
2025年数え年での生まれ年:昭和31年(1956年)
お祝いの色:紫
意味・由来:中国の詩人杜甫の詩「人生七十古来稀なり」に由来します。「70歳まで長生きする者は、昔から非常に少ない」との意味です。この詩が書かれた当時の中国の平均寿命は約35歳だったと推定されています。
祝う年齢:77歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和23年(1948年)
2025年数え年での生まれ年:昭和24年(1949年)
お祝いの色:紫
意味・由来:「喜」の草書体が「七十七」と読めることに由来します。室町時代から始まり、江戸時代以降に民衆にも広まりました。日本独自の文化として定着しています。
祝う年齢:80歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和20年(1945年)
2025年数え年での生まれ年:昭和21年(1946年)
お祝いの色:黄、金
意味・由来:「傘」の字の略字「仐」が八十に見えることから名付けられました。「傘」の字は「人生」の「人」と「傘」を合わせた形にも見え、長い人生を象徴しているともいえます。傘を開いたときの形が末広がりとなるため、特に縁起が良いお祝いです。 傘寿について、より詳しく解説したコラム「傘寿とは?読み方や由来からお祝いの方法まで解説します!」や、傘寿祝いにおすすめの傘をご紹介したコラム「傘寿祝いにプレゼントしたい縁起物の傘ギフト」も公開中です。ぜひ併せて、ご覧ください!
祝う年齢:81歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和19年(1944年)
2025年数え年での生まれ年:昭和20年(1945年)
お祝いの色:黄、金
意味・由来:「半」という漢字が「八」「十」「一」の組み合わせに見えることにあります。また、将棋盤のマス目が81あることから「盤寿(ばんじゅ)」とも呼ばれます。
祝う年齢:88歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和12年(1937年)
2025年数え年での生まれ年:昭和13年(1938年)
お祝いの色:白、金
意味・由来:「八十八」を分解すると「米」という字に見えることにあります。日本では「八」は末広がりで縁起が良い数字とされており、その「八」が2つ重なる88歳は大変めでたい年とされています。日本発祥のお祝いで、稲作文化が根付いている日本では、長寿祝いの中でも特に大切にされています。
祝う年齢:90歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和10年(1935年)
2025年数え年での生まれ年:昭和11年(1936年)
お祝いの色:白
意味・由来:「卒」の略字である「卆」が「九十」に分解できることにあります。平安時代に中国から伝わりましたが、当時は90歳まで生きる人は非常に少なかったため、実際にお祝いが行われることはほとんどありませんでした。しかし、日本人の寿命が延びるにつれて、お祝いする機会は増えています。
祝う年齢:99歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和元年(1926年)
2025年数え年での生まれ年:昭和2年(1927年)
お祝いの色:白
意味・由来:漢字の「百」から「一」を引くと「白」になることが由来とされています。また、「99歳になると世俗の垢が抜け落ち、仙人のような存在になるのではないか」という考えから、白髪に長い白髭を生やした老人のイメージがある仙人の姿にあやかって呼ぶようになった、という説もあります。日本発祥のお祝いです。
祝う年齢:100歳
2025年満年齢での生まれ年:大正14年(1925年)
2025年数え年での生まれ年:昭和元年(1926年)
お祝いの色:白
意味・由来:百寿の由来は、文字通り「百歳を迎えたおめでたい年」という意味です。また、100年が一世紀であることから「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれます。内閣総理大臣からのお祝い状が贈られることでも知られています。
祝う年齢:108歳
2025年満年齢での生まれ年:大正6年(1917年)
2025年数え年での生まれ年:大正7年(1918年)
お祝いの色:茶
意味・由来:「茶」の字を分解すると「八十八」「十」「十」となり、すべてを合わせて百八になることにあります。また、部首の草かんむりが十を2つ並べたように見えるのも由来の一つです。仏教の108煩悩にちなんだともいわれていますが、実際には後付けのようです。
祝う年齢:111歳
2025年満年齢での生まれ年:大正3年(1914年)
2025年数え年での生まれ年:大正4年(1915年)
お祝いの色:白、金
意味・由来:漢字の「皇」を上下に分解すると「白」「王」となり、「白」は99歳を祝う白寿、「王」は「十」の上下に「一」をつけたものと考え、「99+10+1+1=111」となるため、111歳をお祝いする年の呼び名になったとされています。
祝う年齢:120歳
2025年満年齢での生まれ年:明治38年(1905年)
2025年数え年での生まれ年:明治39年(1906年)
お祝いの色:白、金
意味・由来:干支による暦は60年で一周し、還暦で一区切りを迎え、暦が2周すると120年の大還暦となります。実際に迎える人は世界でもごくまれで、ギネスブックに載るほど貴重な存在です。また、大還暦は「昔寿(せきじゅ)」とも呼ばれます。「昔」という字を分解すると20の意味を持つ「廿」と「百」となり、合わせて120になることに由来しています。
祝う年齢:95歳、110歳、112歳
2025年満年齢での生まれ年:
95歳:昭和5年(1930年)
110歳:大正4年(1915年)
112歳:大正2年(1913年)
2025年数え年での生まれ年:
95歳:昭和6年(1931年)
110歳:大正5年(1916年)
112歳:大正3年(1914年)
お祝いの色:決まりなし
意味・由来:「珍」の字を分解すると「一」「十」「一」と「八」「三」になり、合計すると95になることに由来しています。また、「珍寿」は「珍しいほどの長寿」という意味でもあるため、110歳や112歳のお祝いでも使われます。
長寿のお祝いは、その人への敬意と感謝を表すと同時に、これからの人生への願いも込めた、温かな日本の文化といえます。贈る人も贈られる人も、その深い意味を知ることで、より一層心のこもった長寿のお祝いとなることでしょう。
槙田商店では、長寿のお祝いにぴったりな傘をご用意しております。各種、一覧をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
▶長寿祝いにおすすめの傘一覧
▶婦人傘一覧
▶紳士傘一覧
この記事では、2025年にどのお祝いがいつ生まれの人に該当するのか、由来などと共に、満年齢と数え年の両方で分かりやすく解説していきます。長寿祝いの選び方に迷った時や、ご自身の長寿祝いの参考に、ぜひこの早見表も併せてご活用ください。
還暦
読み方:かんれき祝う年齢:60歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和40年(1965年)
2025年数え年での生まれ年:昭和41年(1966年)
お祝いの色:赤
意味・由来:十干十二支とは、干支を構成する「十干」と「十二支」の二つの要素で、組み合わせが60通りあります。十干十二支が60年で一巡して生まれた年に戻ることに由来します。意外なことに、室町時代まで「還暦」という名称はなく、単に長寿を祝う習慣でした。当初は40歳や50歳を節目としており、60歳に定着したのは比較的新しいのです。
還暦やお祝いの仕方については、コラム「還暦祝いはいつ祝う?最適なタイミングやプレゼントをご紹介」で詳しく解説しております。還暦祝いのプレゼントにもおすすめの傘もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
還暦過ぎ
読み方:かんれきすぎ祝う年齢:61歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和39年(1964年)
2025年数え年での生まれ年:昭和40年(1965年)
お祝いの色:紫
意味・由来:還暦を過ぎて新たな人生の一歩を踏み出すことを祝います。かつては数え年61歳の正月に還暦を祝う地域もあり、この習慣の名残ともいえます。
緑寿
読み方:ろくじゅ祝う年齢:66歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和34年(1959年)
2025年数え年での生まれ年:昭和35年(1960年)
お祝いの色:緑
意味・由来:緑寿は2002年に日本百貨店協会が提唱しました。定年が60歳から65歳(数えで66歳)に延長されるようになり、66歳を節目にしようと考えられたものです。数字の6が語呂合わせで「緑(ろく)」と読めるため、66歳を「緑緑寿(ろくろくじゅ)」とし、それを「緑寿」と略したことが名前の由来です。
古希
読み方:こき祝う年齢:70歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和30年(1955年)
2025年数え年での生まれ年:昭和31年(1956年)
お祝いの色:紫
意味・由来:中国の詩人杜甫の詩「人生七十古来稀なり」に由来します。「70歳まで長生きする者は、昔から非常に少ない」との意味です。この詩が書かれた当時の中国の平均寿命は約35歳だったと推定されています。
喜寿
読み方:きじゅ祝う年齢:77歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和23年(1948年)
2025年数え年での生まれ年:昭和24年(1949年)
お祝いの色:紫
意味・由来:「喜」の草書体が「七十七」と読めることに由来します。室町時代から始まり、江戸時代以降に民衆にも広まりました。日本独自の文化として定着しています。
傘寿
読み方:さんじゅ祝う年齢:80歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和20年(1945年)
2025年数え年での生まれ年:昭和21年(1946年)
お祝いの色:黄、金
意味・由来:「傘」の字の略字「仐」が八十に見えることから名付けられました。「傘」の字は「人生」の「人」と「傘」を合わせた形にも見え、長い人生を象徴しているともいえます。傘を開いたときの形が末広がりとなるため、特に縁起が良いお祝いです。 傘寿について、より詳しく解説したコラム「傘寿とは?読み方や由来からお祝いの方法まで解説します!」や、傘寿祝いにおすすめの傘をご紹介したコラム「傘寿祝いにプレゼントしたい縁起物の傘ギフト」も公開中です。ぜひ併せて、ご覧ください!
半寿
読み方:はんじゅ祝う年齢:81歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和19年(1944年)
2025年数え年での生まれ年:昭和20年(1945年)
お祝いの色:黄、金
意味・由来:「半」という漢字が「八」「十」「一」の組み合わせに見えることにあります。また、将棋盤のマス目が81あることから「盤寿(ばんじゅ)」とも呼ばれます。
米寿
読み方:べいじゅ祝う年齢:88歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和12年(1937年)
2025年数え年での生まれ年:昭和13年(1938年)
お祝いの色:白、金
意味・由来:「八十八」を分解すると「米」という字に見えることにあります。日本では「八」は末広がりで縁起が良い数字とされており、その「八」が2つ重なる88歳は大変めでたい年とされています。日本発祥のお祝いで、稲作文化が根付いている日本では、長寿祝いの中でも特に大切にされています。
卒寿
読み方:そつじゅ祝う年齢:90歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和10年(1935年)
2025年数え年での生まれ年:昭和11年(1936年)
お祝いの色:白
意味・由来:「卒」の略字である「卆」が「九十」に分解できることにあります。平安時代に中国から伝わりましたが、当時は90歳まで生きる人は非常に少なかったため、実際にお祝いが行われることはほとんどありませんでした。しかし、日本人の寿命が延びるにつれて、お祝いする機会は増えています。
白寿
読み方:はくじゅ祝う年齢:99歳
2025年満年齢での生まれ年:昭和元年(1926年)
2025年数え年での生まれ年:昭和2年(1927年)
お祝いの色:白
意味・由来:漢字の「百」から「一」を引くと「白」になることが由来とされています。また、「99歳になると世俗の垢が抜け落ち、仙人のような存在になるのではないか」という考えから、白髪に長い白髭を生やした老人のイメージがある仙人の姿にあやかって呼ぶようになった、という説もあります。日本発祥のお祝いです。
百寿・紀寿
読み方:ひゃくじゅ(ももじゅ)・きじゅ祝う年齢:100歳
2025年満年齢での生まれ年:大正14年(1925年)
2025年数え年での生まれ年:昭和元年(1926年)
お祝いの色:白
意味・由来:百寿の由来は、文字通り「百歳を迎えたおめでたい年」という意味です。また、100年が一世紀であることから「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれます。内閣総理大臣からのお祝い状が贈られることでも知られています。
茶寿
読み方:ちゃじゅ祝う年齢:108歳
2025年満年齢での生まれ年:大正6年(1917年)
2025年数え年での生まれ年:大正7年(1918年)
お祝いの色:茶
意味・由来:「茶」の字を分解すると「八十八」「十」「十」となり、すべてを合わせて百八になることにあります。また、部首の草かんむりが十を2つ並べたように見えるのも由来の一つです。仏教の108煩悩にちなんだともいわれていますが、実際には後付けのようです。
皇寿
読み方:こうじゅ祝う年齢:111歳
2025年満年齢での生まれ年:大正3年(1914年)
2025年数え年での生まれ年:大正4年(1915年)
お祝いの色:白、金
意味・由来:漢字の「皇」を上下に分解すると「白」「王」となり、「白」は99歳を祝う白寿、「王」は「十」の上下に「一」をつけたものと考え、「99+10+1+1=111」となるため、111歳をお祝いする年の呼び名になったとされています。
大還暦
読み方:だいかんれき祝う年齢:120歳
2025年満年齢での生まれ年:明治38年(1905年)
2025年数え年での生まれ年:明治39年(1906年)
お祝いの色:白、金
意味・由来:干支による暦は60年で一周し、還暦で一区切りを迎え、暦が2周すると120年の大還暦となります。実際に迎える人は世界でもごくまれで、ギネスブックに載るほど貴重な存在です。また、大還暦は「昔寿(せきじゅ)」とも呼ばれます。「昔」という字を分解すると20の意味を持つ「廿」と「百」となり、合わせて120になることに由来しています。
珍寿
読み方:ちんじゅ祝う年齢:95歳、110歳、112歳
2025年満年齢での生まれ年:
95歳:昭和5年(1930年)
110歳:大正4年(1915年)
112歳:大正2年(1913年)
2025年数え年での生まれ年:
95歳:昭和6年(1931年)
110歳:大正5年(1916年)
112歳:大正3年(1914年)
お祝いの色:決まりなし
意味・由来:「珍」の字を分解すると「一」「十」「一」と「八」「三」になり、合計すると95になることに由来しています。また、「珍寿」は「珍しいほどの長寿」という意味でもあるため、110歳や112歳のお祝いでも使われます。
長寿祝いは感謝と願いの場、心からお祝いしよう!
日本の長寿祝いは、漢字の成り立ちや、干支の周期、伝統文化など、さまざまな要素が織り込まれた深い意味を持つ風習です。近年では平均寿命の伸長により、かつては珍しかった白寿や百寿を迎える人も増えています。長寿のお祝いは、その人への敬意と感謝を表すと同時に、これからの人生への願いも込めた、温かな日本の文化といえます。贈る人も贈られる人も、その深い意味を知ることで、より一層心のこもった長寿のお祝いとなることでしょう。
槙田商店では、長寿のお祝いにぴったりな傘をご用意しております。各種、一覧をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。
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