着物を引き立てる傘と日傘の選び方!色柄の組み合わせとマナー教えます
着物は日本の伝統服であり、その美しさを際立たせるには小物選びも大切です。
特に、雨をしのぐ傘や日差しを防ぐ日傘の選び方は重要で、色柄やデザインによっては全体の印象を大きく左右します。傘や日傘は、着物同様にさまざまな素材やデザインがあり、実は奥が深いものなのです。
本記事では、着物を引き立てる傘と日傘の選び方やマナーを中心に、着物との組み合わせにおすすめの傘をご紹介しています。
なぜ着物に合う傘や日傘選びが重要なの?
和装の美しさを引き立てる上で、傘や日傘は欠かせない重要なアイテムのひとつ。着物姿での立ち振る舞いや品格にも大きく影響し、TPOに応じた適切な傘選びが必要です。特にフォーマルな場面では、細やかな配慮がより大切になります。
フォーマルな場での印象を決める重要なアイテム
格式あるフォーマルな場では、傘選びに特別な注意が必要です。和装と調和がとれた傘が基本となります。和傘は、特有の美しさがありつつも、特別な行事以外での使用は扱いが難しいでしょう。
また、成人式や入学式、卒業式などのお祝いの場面では、派手すぎない控えめな色合いにするとよいでしょう。手元の装飾も同様に、華美になりすぎず、全体的な調和を心がけましょう。
傘の開閉の際は周囲への配慮を忘れず、品のある所作によって、和装の魅力をより一層引き立てることができます。
雨の日の入学式や卒業式におすすめの傘は「雨の日の入学式・卒業式対策まとめ!傘選びから服装までご紹介」で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
TPOに合わせた傘選びのマナー
日常使いの場合は、着物のカジュアル度に合わせた選択が可能です。お出かけ先や目的に合わせて、性とデザインのバランスが取れた傘を選ぶとよいでしょう。ぜひ、傘との組み合わせをお楽しみくださいね。
冠婚葬祭では、場に応じた傘の色選びがポイントになります。慶事では派手な原色などは避けて上品な色を、弔事では黒色を基本としましょう。
慶事を代表とする結婚式での傘のマナーは「結婚式での傘のマナーとは?装いと振る舞いを解説」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
着物に合う傘選びで押さえるべきポイントとは?
着物に合う傘の選び方には、素材や価格帯、サイズや季節感など、さまざまな視点からの要素があります。これらのポイントを押さえることで、より洗練された装いが可能となりますよ。槙田商店のおすすめの傘と併せてご紹介していきます。
着物ならではの雰囲気を大切にする傘選び
和装の品格を決める要素として、着物に合わせた傘選びもポイントです。せっかくの和装姿なら、その雰囲気を崩さず大切にできる傘を選びたいですよね。そこでおすすめしたいのが「feel.t」シリーズ。素材感や生地感を味わっていただけるよう、服地の技術を用いた立体的な糸使いが特徴です。素材には綿も使用しているため、どこか涼しげな印象や、織物の風合いを感じていただけます。UVカット加工のほか、遮熱加工も施され、特に夏のお出かけにぴったりな晴雨兼用日傘です。防水・撥水加工により、急な雨にも対応可能です(長時間の使用や強い雨での使用はお控えください)。
シンプルなデザインを合わせたい方には、「SCENE」シリーズがおすすめです。あたたかみのある色合いと2色の切り替えが上品さを醸し出します。傘の裾と表裏で反転する色合いによって、印象の違いをお楽しみいただけます。長傘は、和傘を思わせる12本骨の多間(タケン)タイプなので着物姿にも合わせやすく、折りたたみ傘は開閉がしやすい傘骨を採用しています。
雰囲気も良くシンプルで上質な傘、着物姿にも合う遊び心のある傘など、デザイン性はもちろん、機能性、傘生地や手元の素材にも注目してみるとよいでしょう。見た目と実用性のバランスが取れた傘を選ぶのがおすすめです。
季節感を楽しむ傘の使い分け
季節に合わせた傘選びも、和装の魅力を引き立てることができます。
槙田商店の「絵おり」シリーズは、季節の花々を織り描いた婦人傘です。桜や紫陽花、向日葵など、その季節を代表とする花々や、さまざまなカラー展開をご用意しております。丁寧かつ繊細に表現された花たちは、上品な光沢感と豊かな色合いで、和装の淑やかさとマッチ。より優美な印象を与えます。晴雨兼用雨傘なので、大きめの日傘にもなり、雨の日も安心です。その名の通り、木漏れ日を表現した「こもれび」シリーズは、淡くやさしいグラデーションが魅力的な晴雨兼用日傘です。日差しの中に映えながら、さまざまな表情を魅せてくれます。「カエデ柄」は葉の形がよりわかり、オレンジやイエローなど暖色系の配色が多いため、秋にぴったり。「ブナ柄」はニュアンスを楽しむことができ、落ち着いた配色が多いため、さりげない上品さや優雅さをプラス。突然の雨にも対応可能です。
季節の移ろいを傘にも反映させることで、より風情のある着こなしをお楽しみいただけます。
着物と傘の柄や色の調和について
着物と傘の調和は、全体的なバランスを左右する要素のひとつです。着物の柄が華やかな場合は、傘はシンプルで抑えめな色調を選ぶと、お互いの良さを引き立ててくれるでしょう。反対に、着物が無地の場合は、傘で程よいアクセントを加えることも可能です。
色の組み合わせでは、着物の差し色と傘の色を呼応させる手法が効果的です。たとえば、帯の色と傘の縁取りの色を合わせるなど、さりげない工夫が洗練された印象を生み出します。
槙田商店では、さまざまなデザインやカラーの傘をご用意しております。一覧もございますので、ぜひご覧ください。
▶婦人長傘一覧
▶婦人折りたたみ傘一覧
▶カラー別で傘を探す
▶傘一覧
着物に合う傘や日傘を選んで、あなただけの装いを完成させよう!
着物を引き立てる傘と日傘の選び方について解説してきました。傘選びに明確な正解はありませんが、TPOを意識しつつ、ご紹介したポイントを参考に、ぜひご自身らしい素敵な装いを見つけてくださいね。季節の移ろいや場面に応じた選択により、着物姿はより一層引き立つことでしょう。
槙田商店では、みなさまのお好みやニーズに合わせ、さまざまな種類の傘をご用意しております。一覧もぜひご活用ください。
▶婦人長傘
▶婦人折りたたみ傘
▶紳士長傘一覧
▶紳士折りたたみ傘一覧
▶カラー別で傘を探す